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  • 「入江早耶 カガヤク日常ノ微塵」豊津徳56【Hozu Talk】

    「入江早耶 カガヤク日常ノ微塵」豊津徳56【Hozu Talk】

    入江早耶(1983年 岡山県生まれ)は、二次元のイメージを消しゴムで消去し、その消しカスを素材として立体へと変換する独自の手法で注目されるアーティストです。お菓子の箱や紙袋といった日用品から、掛軸や博物画、古写真といった骨董品まで、既存のイメージを出発点とし、それらを異化して新たな神話に再構築していきます。 本展「カガヤク日常ノ微塵」では、消費社会の象徴を祈りの造形へと組み替え、現代の集合的イメージを立ち上げる《木土偶地蔵ダスト》をはじめ、青森で滞在制作されたレリーフ《烏賊十手観音ダスト》など、複数のシリーズを紹介します。 《烏賊十手観音ダスト》はイカを観音像に重ねた巨大な造形であり、豊かな海と食文化に根ざして、段ボールに刻まれた祈りと記憶を新たなモニュメントとして現前させます。野鳥図鑑を素材にした《バードダスト》シリーズでは、図鑑から消し取ったイメージのカスを用いて小さな野鳥を立体化し、平面から解き放たれた自由な姿を甦らせます。また、昭和期の都市写真を素材に、時代の残滓を異時同図的なかたちへと転生させる試みも発表されます。これらのシリーズは、日常の断片に潜む霊性や記憶をすくい上げることで、未来に開かれた神話となって立ち現れます。 入江の実践は、情報と物質、日常と信仰、記録と創造を横断しながら、「見えないものを見えるようにする」芸術を提示します。消費と記憶が交錯する日常の微塵から、かがやく新たな世界が創造されていきます。

  • ACIDMAN「This is ACIDMAN 2025」@日本武道館

    ACIDMAN「This is ACIDMAN 2025」@日本武道館

    ACIDMANの武道館ライブ「This is ACIDMAN 2025」
    最高にカッコよかった!ACIDMANの宇宙
    大木伸夫さんの歌唱と宇宙トーク
    佐藤さんの重厚なベース
    一悟さんの超絶ドラム

    最後のYour Songで、モニタに出る和訳が胸を打つ

    Your Song(和訳)
    空を見上げた時に感じる この虚無感は何なのだろう
    求めすぎなのかも それとも与えられすぎなのかも
    きっとあなたも私達も間違ってはいない
    欲望とは悲しさと共に強く存在するもので これは確かな事実で
    今、内部の奥深く 何かが起きている 誰も気付いていない

    祈ろう 互いの運命を讃えよう
    私達は先へ行かなければならない
    祈ろう 互いの戦いを讃えよう
    貴方の呼び掛けが糧となる
    あなたは大丈夫

    ほんの少しの歪みから生まれるモノは大きすぎて
    皆、戦う相手を見失ってしまっている
    今、内部で起きているそれこそが 本当の敵なのに
    私はここに立つ。そして
    私は貴方の運命を認めます
    私は貴方の戦いを認めます
    そして、私はここに立つ

    祈ろう 互いの運命を讃えよう
    私達は先へ行かなければならない
    祈ろう 互いの戦いを讃えよう
    貴方の呼び掛けが糧となる
    あなたは大丈夫
    あなたは大丈夫
    あなたは大丈夫

  • 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』 by 富野由悠季(1988)

    『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』 by 富野由悠季(1988)

    富野由悠季『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』(1988)聴了。
    富野ガンダム小説群の中では、小説作品として一番読まされた!
    一度組んだシャアとアムロが再び対立した理由が、ようやくちゃんと理解できた気がする。

  • 『岡村靖幸×斉藤和義×岡村和義 Acoustic Plus…2025 紅葉』@人見記念講堂

    『岡村靖幸×斉藤和義×岡村和義 Acoustic Plus…2025 紅葉』@人見記念講堂

    10/24
    ふふふふふ。久々ベイベの時間だぜ!
    ずっと好きだったんだぜ!

  • 笑おう

    笑おう

    理不尽

    理不尽:道理や筋道が通らないことの意。

    理不尽のもっとも理不尽なところは、理不尽だと指摘できないこと。
    で、道理や筋道をストレートに指摘すると、違う側面から話が変わっていくこと。
    で、その側面とは、常に自分側から見た有利な側面だから、反対の相手には全く違う側面になってしまうという、また別の理不尽が発生すること。
    そのやりとりに伴う理不尽は、極力虚しく、そして、大層疲れる。

    まあ、そんな理不尽なことは日々時々大小様々多々あるわけで、理不尽とどれくらいどこまで付き合うか?耐えるか?キレるか?あきらめるか?忘れるか?忘れたふりをするか?無かったのか?無かったようにするのか?なんなら笑いに変えるか?等の微調整が、日常、というか、人生、なんだな。

    笑おう。

  • 『タカイ×タカイ CRUCIFIXION』by 森博嗣(2008)

    『タカイ×タカイ CRUCIFIXION』by 森博嗣(2008)

    森博嗣『タカイ×タカイ CRUCIFIXION』(2008)読了。Xシリーズ3作目
    過去のS&Mシリーズにもあったマジシャン物。しかし探偵が調査して警察の捜査は未確認の状態で謎解きが進むのがこのXシリーズのまた違う醍醐味。

  • バラエティAD最強論

    バラエティAD最強論

    10/21 新月🌑
    今日マスコミ学科の講義で学生に伝えたこと。
    自分はproducerとしてバラエティ番組作ったり、ネット動画作ったり、イベントやったり、音楽フェスやったり、CM作ったり、アプリ作ったり、メディア作ったりしてきた。
    directorとしてバラエティ番組作ったり、ドラマ作ったり、映画監督したり、舞台演出したりしてきた。
    writerとして実用書やビジネス書いたり、連載したり、小説書いたりしてきた。
    で、今publisherとして雑誌作りに勤しんでいる。
    何で、何でも同時にやる(やれる)のかというと、それはバラエティ番組のAD(アシスタントディレクター)として現場でいろいろ、ほんといろいろやった(やらされた)経験があるからだと実感するのです。
    毎週のご長寿早押しクイズ等のバラエティロケとはイベントを企画運営コーディネーションすることだし、
    毎週の番組ナレーション書きは、文章を書くことだし、
    番組収録演出編集をすることはどんなアイディアでも実現可能な行為に具現化実体化映像化することだからだ。
    それは、めちゃめちゃ過酷な二十代だったけど(なにせピーク時には残業だけで月200時間オーバー軽くしてたし)
    そんな中でも、大量のタスクを瞬時に処理しながら、自分の心身の健康を守る術を見つけ(身につけ)ながら、どれだけ現場で愉しい時間を共有するか?
    どれだけ自分の夢や欲望をピュアに実現させるか?
    に日々時々悪戦苦闘奮闘努力してたからだと想うのです。
    そしてそれは先輩同僚後輩との縁と恩という幇助があったからだし、
    発想着想構想を運と勘で救助してきたからなんだと想うのです。
    あえて云えば、バラエティAD最強論を唱えたい、と。
    あの日々があって今日があるのだ、と。

    https://tropic-media.jp/contents/cc68ec35b01e

  • 10/21新月:メルマガDIVERSE第182段『めぐりあい、宇宙』

    『めぐりあい、宇宙』

    角田陽一郎のメルマガDIVERSE vol.182 2025年10月21日New Moon

    『めぐりあい、宇宙』

    今日は雨の土曜日。

    新月は先日の火曜日だったので、4日遅れで書いております、誠にすみません。

    後述しておりますが、新月の前日、尊敬する巨匠との邂逅だったので、2時間20分の対談でミノフスキー粒子を存分に浴び続けさせられて、放心状態が続いていたのでありました。

    自分なんて、もともとニュータイプの素質もないのに、半世紀あまりの人生のうち、30年以上をクリエイティブ宇宙という領域で実戦投入されて、その戦いの中で、あらゆるヒトモノコトとの“めぐりあい”を得て、無理くり強化人間(出典:ゼータ)になったような作り手もどきなのです。

    そんな話をしたら、巨匠は大爆笑されてました(云ってみてよかったっ!)

    その模様は新カミメディアTropicにて!

    さて、作りますよ!いよいよ生み出しますよ!

    やったります!

  • 世界の確率変動

    世界の確率変動

    10/20
    云ったら、崩壊するってことってある。
    やったら、やめなきゃってのもある。
    やめたら、やれないってのもある。
    云わなきゃ、崩壊することだってある。
    はじめなきゃはじまらないし、
    終わりたくなくても終わったりするし。
    あらゆることの“きっかけ”ってのは、
    とてもとても恣意的なんだ。
    神(偶然)が創った世界の中で、自分の想いだけが、世界を確変できるのだ。

  • 『富野由悠季の世界』(2019)

    『富野由悠季の世界』(2019)

    『富野由悠季の世界』(2019)を熟読。
    巡回展の図録。かなり深く富野監督の思想が読み取れた。そういえばこんなにも図録という書籍を熟読したのははじめてかもしれないw
    おもしろい観点は鬼のようにあるけれど、急に監督を任されたザブングル立ち上げ時のアイディア捻り出しエピソードが秀逸。

    「ザブングルの塊」富野由悠季
    こういう時に限って企画は一晩、いや、半夜もないという皮肉なめぐりあわせに、多少おちこみもした。
    ロボット物らしく創る要素は、ロボットを動かしてもいい世界観をつくることであるという一点に絞り、三時間ほどその事を考えていった。が、先にある企画書を読むだけではヒントはなかった。
    で、いい加減、危機感に悩まされ、風呂に入ってみる、体操をしてみるとやるのだが、十二時になっても、ガソリンで動くロボットにする条件しか思いつかなかった。
    アイディアというものはこんなものだ。矢立は西部劇にしろといっていたな、という事を思い起こし、場合によってはもう一晩泊まってやろうか、と考えていた時に、西部劇なら荒野、荒野なら地球全てを荒野にしてしまえと思いついた。
    ならば、なぜ地球全てが荒野になったのかを考えてみたが、これはSF的にも不可能らしい… 。が、いい、とにかく、一度、全地球的な破壊があって、再生すべく戻った人類がいかに生きてゆくか、生きつづけてゆくのかの活劇にしようと思いついたのだ。
    こうなるとものの二時間とかからずに、基本的な世界設計ができた。