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  • 『追跡 The Chase』by Sidney Sheldon

    『追跡 The Chase』by Sidney Sheldon

    Sidney Sheldon『追跡 The Chase』読了。
    かつてブームだった英語教材のイングリッシュ・アドベンチャー。恥ずかしながら僕も学生時代に購入したのだったw
    CD12枚あるけど、恥ずかしながら結局聴かなかったw
    終わると単行本が届く。それを何十年ぶりに本棚で見つけたので昨夜から読んでみた。
    シドニーシェルダンが日本人向けに書き下ろし。色々語学勉強要素やアメリカ情報を入れつつ、展開が早くて、確かにおもしろい!よくできている!
    どんどん続きが気になって一気読み!
    語学力向上したなw

  • 名越切通

    名越切通

    三方を山に囲まれた鎌倉への西ルート、名越切通(なごえのきりとおし)の古道。
    京極夏彦『狂骨の夢』を読んでいたら舞台のひとつになっていて、今朝は天気もいいので歩いてみる。
    遮る巨石の上で鴉に睨まれた。

  • 1/23(木)22時「金スマ終了と中居正広引退とSMAP復活について」ほぼ週刊寿司特162【コトブキツカサスペシャル】

    1/23(木)22時「金スマ終了と中居正広引退とSMAP復活について」ほぼ週刊寿司特162【コトブキツカサスペシャル】

    今想うことを、話しました。

    2001年に始めた『金スマ』。 当時作ったノベルティのトートバッグ。 あれから24年か。自分は2001年から2006年までチーフDだった。 今日のニュースで、個人的な、極めて個人的ないろんな想いが錯綜する。 06年に番組を外れる際の彼との個人的な忸怩たるやりとりを想い出す。因果応報とも想えるし残念無念とも感じる。

  • 『インド夜想曲』by アントニオ・タブッキ(1984)

    『インド夜想曲』by アントニオ・タブッキ(1984)

    アントニオ・タブッキ『インド夜想曲』読了。
    そういえば持ってるのに読んでなかったことをふと想い出して読んでみた。あっという間に読んでしまった。
    憧憬するポルトガルの詩人ペソアを研究するイタリアのタブッキのインドを巡る話を須賀敦子の訳で。
    「盲目の知識は不毛の土俵しか作らない。狂気の信仰は自分の祭儀の夢を生きるだけで、あたらしい神はただひとつの言葉にすぎない。信じてはならない。あるいは求めてはならない。すべては神秘だ」

  • 『夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER』by 森博嗣(1998)

    『夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER』by 森博嗣(1998)

    森博嗣『夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER』au了。
    S&Wシリーズ7作目。
    偶数章しかなくて、奇数章しかない前作『幻惑の死と使途』と同時期の話。
    起こることと想うことの距離。何かが起こる(起こった)という客観性なんて、どんどん揺らいでいく、置き換えられていく。

  • 吉永明弘 ×角田陽一郎【AtoBtoC 知のエンタメトーク019】

    吉永明弘 ×角田陽一郎【AtoBtoC 知のエンタメトーク019】

    環境倫理学が専門の法政大学吉永明弘教授と対談いたしました。

    ぜひご覧ください!

    #角田陽一郎 #吉永明弘 #環境倫理学

    ①使用期間=耐用期間→ゴミが出ない 

    ②使用期間<耐用期間→ゴミ 

    ③使用期間>耐用期間→文化財や美術品

  • その反転を愉しもう

    その反転を愉しもう

    1/21
    2024年は自分のテレビマン歴30年で、実はproducerを引退しようと想っていた1年前、そんなんでprofessorを拝命したという経緯でもあった1年(結局ひょんなことから続けることになったわけだけど)。
    そしてこの1年間で、いろんな意味で芸能界とテレビ界が大きく変わった年。2001年に始まった師匠が作った『クリスマスの約束』と師匠と作った『金スマ』が期せずして終わった年にもなった。
    で、2025年。今年はどんな年になるのだろう。
    きっとまだまだ変化していくのだ。
    professorというのはとても素敵な職業だ、なってよかったと結構本気で想っている。
    そして新たな初めての職もまた懲りずに始めようとも想っている。それと同時に終わることもあるだろうし、それによってライフスタイルも不可逆的に変化していく。
    きっといいことも悪いことも起こるだろう。
    でもそれらは、気の持ちようで、いいも悪いもいつでも反転できるのだ。
    その反転を愉しもう。

  • 『The Locked Room』by Paul Auster(1986)

    『The Locked Room』by Paul Auster(1986)

    Paul Auster”The Locked Room”(1986)
    ポールオースター『鍵のかかった部屋』原書で読了。
    ニューヨーク三部作をやっと読んだ。
    書くという行為は、何かを始めるために、何かを終わらせるようなものだ。三作品ともそれを教えてくれた。
    読み終えて、やっと始まった気がする。

  • 『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』

    『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』

    『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』観た。
    なるほど!な構想と展開!
    なんかファーストガンダム映画館に観に行った小5の頃のファーストエクスペリエンスを憶い出した。

  • 『フーコーの振り子 上』by ウンベルト・エーコ(1988,邦訳93)

    『フーコーの振り子 上』by ウンベルト・エーコ(1988,邦訳93)

    ウンベルト・エーコの長編2作目『フーコーの振り子 上』(1988.邦訳’93)読了。
    14世紀が舞台の『薔薇の名前』と打って変わって、20世紀の出版社が舞台。そこで繰り広げられるテンプル騎士団や十字軍等の圧倒的な幻惑的歴史的オカルト与太話の数々。
    そんな蘊蓄を語りたい(遊びたい)が為の場の小説。
    エーコにとって小説というのは遊戯場なのだ。心底憧れる。


    臆病でいられるのは、他人の勇気が状況にそぐわない空虚なものに思われるからなのか、それだったら、思慮分別というものが人間を臆病にさせることになるし、絶好の〈機会〉を窺いながら、それが〈機会〉かどうかの判断を下すために人生を過ごしているかぎり、〈機会〉を逸してしまうことになる。〈機会〉は本能で選ぶもので、その瞬間にはそれが〈機会〉だということはわからないのだ。
    上p.195


    モトカレミンというのは、アビケンナと同時代のイスラム教の神学者の急進派のことです。彼らが言うには、この世界は不慮の事故による微塵のようなもので、神の意志が一瞬だけ働いたことによって凝固した。つまり、神がその一瞬によそ見をしていたら、宇宙は粉々に砕け散っていたままで、無秩序な状態で原子が漂う無意味な存在だったというわけです。
    上p.385