森博嗣『スカイ・クロラ』読了。
押井守監督の映画は公開時に観ている。大好きな映画なのでむしろ読みたくなくて長年読まずにいた。
よかった、とてもよかった。大切なことを、語らないで、語っている作品だ。
それは、ある意味で、僕の理想の小説だ。

森博嗣『スカイ・クロラ』読了。
押井守監督の映画は公開時に観ている。大好きな映画なのでむしろ読みたくなくて長年読まずにいた。
よかった、とてもよかった。大切なことを、語らないで、語っている作品だ。
それは、ある意味で、僕の理想の小説だ。
映画『ベルサイユのばら』かなり素晴らしかった!
大号泣してしまった。あの大作がいい感じで2時間弱にまとめられている。子供の頃にあれ程のブームになったのわかるなー。
自分は高2の頃に中公文庫『世界の歴史』のフランス革命巻を読んで人生が変わった。東大で西洋史学科に行ったし、『最速で身につく世界史』書いたし、自由平等友愛を獲得するための人類の多大な艱難辛苦に常に想いを馳せて作品を創ろうとはしている。
“ベルばら”にはそれが有る、だから泣いてしまうんだ。ジェンダー論も国家観も含めて今また観るべき作品だ。
森鴎外『即興詩人』を青空文庫にて読了。
アンデルセン原作以上に傑作と云われる鴎外版は文語体で旧漢字。読むのが難しいと想って安野光雅訳の現代語版も持っているのだけれど、鴎外の文語体は読むほどに虜になる。圧倒的に華麗で流麗で、そして即興詩人がイタリア各地を遍歴するこの作品は、圧倒的に頗るおもしろかった!
「我は我恋人を獲たり。我恋人は自然なり。自然よ。汝はわがためにその晴れやかなる天を打ち明けて何の隠すところもなし。汝はそよ吹く風の優しきを送りて、我額我唇に触るることを嫌はず。我は汝が美しさを歌はん、汝が我心を動す所以を歌はん。」
2/14
ここ数日、次なるここ数年のイキカタの方向性をぼんやりと思考&試行している。
今日仲間と話したのは、来年度からのメディアコンサルの新たな構築。
昨日突如閃いたのは、数年後には設計事務所を創設しようという野望。
一昨日話し合ったのは、数年内に新たな音楽フェスを立ち上げる計画。
今年は新たなメディアとブランドを創設予定だし、来年には新たな映像制作と、新たな遊び場の創作、数年後には新たな音楽の発明。
それらを展望しつつ、博論と新刊と小説の執筆。
producerとprofessorとpublisherの三位一体。
もう若くない自分が、これからどう生きていくか?何を生み出すか?何を愉しむか?等々。
角田陽一郎のメルマガDIVERSE vol.165 2025年2月12日+2
『自分探しの旅がしたいw』
満月の2月12日は、旅の途中でこのメルマガを書くこと能わずw、2日経ったバレンタインの朝に綴っております。
自分探しの旅なんて、いっとき持て囃され、いっときバカにされたりした、人生のムーブメントなんだと想うのですが、それでも僕はそんな世間の評価など全く気にせず、旅=自分探しなんだと想っております。
というか、人生自体が旅ですよね。
日々出逢うこと、別れること、想うこと、歩くこと、食べること、寝ること、いちいちやってくるさまざまな喜怒哀楽が、そのいちいちが旅の行程なんだと想うので、それが悲しいことであれ侘しいことであっても、僕は、その度重なる旅の瞬間を、存分に愉しみたいと想うわけです。
仄暗い空間で、かなりの人手が蠢く。
きっと、閑散とした場所で、教授のサウンドと各アーティストの映像をただボワーっと眺めながら孤独を感じることができたのなら素晴らしくよかったのかもしれないと想う。
ほぼ週刊寿司特165【コトブキツカサスペシャル】「映画の続編とリメイクとSNSとの付き合い方」
映画パーソナリティのコトブキツカサとバラエティプロデューサーの角田陽一郎が芸能界やテレビや映画にまつわることを毎週木曜日22時よりライブトーク!
ぜひ訪れてみたかった浜松市天竜区の秋野不矩美術館を訪問。とてもとても素晴らしかった!!
高台に建つ藤森照信さん設計の暖かさと安らぎが感じられる美術館。漆喰の壁面、藤ござの通路、大理石の床など、自然素材をふんだんに活かした特徴的な建築、きっとこれから何度も訪れると想う。
秋野不矩美術館にて観たのは『特別展 秋野不矩と高畑郁子 インドとの邂逅』
とてもとても素晴らしかった。秋野さんがインドに旅立つのが54歳(今の自分と同じ年齢)、そこからの彼女のバイタリティと芳醇さに憧れる。高畑さんの作品、凛と燐が素晴らしい!