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  • 『Gのレコンギスタ 1 行け!コア・ファイター』(2019)

    『Gのレコンギスタ 1 行け!コア・ファイター』(2019)

    富野由悠季総監督『Gのレコンギスタ1 行け!コア・ファイター』(2019)を鑑賞。
    主人公が主人公メカにいつどう乗るか?というのがガンダム物語の始まりの始め方なのだなと実感。

  • 『THE IDEON 接触篇/発動篇』(1982)

    『THE IDEON 接触篇/発動篇』(1982)

    富野善幸総監督『THE IDEON 接触篇/発動篇』(1982)観る。
    ガンダムを熱狂的に見ていた当時の自分はスルーしていた伝説巨神イデオン。いろんな要素、その後のアニメに与えた影響がそこかしこに垣間見られる。純粋無垢な子どもこそが戦闘パワーの根源になるという発想が子ども向けアニメのキーになる等々。
    そしてこれか、皆殺しの富野と云われる禁断のラストというのは!

    https://tropic-media.jp/contents/75cbfdb379ec
  • 誰のためにでもなく

    誰のためにでもなく

    10/5

    「自分が何かを作るときに、マーケティングというのは一切無視してきた、自分が作りたいものを作ってきた」と長年云ってきた。
    でも実は、嘘だった(のかもしれない)…とさっき気づいた。
    富野由悠季監督の『映像の原則』を今朝読んでいて(やっと)気づけた。

    実際はいつも、誰かのために作ってきてた(ような気がする)。
    それを生み出すことで、密かに誰かに気に入られようとしていたのだ。
    それはつまり、何かを作ることと誰かに気に入られることを、無意識に繋げていたのだ。姑息だったのだ。
    それが間違ってたとは想わないけど、少なくともpureじゃない。何処かで何かの言い訳をしてたのだ。
    pureを装ってpureじゃなかったのだ。ズルかったのだ。
    だからcreatorになれなかったのだ、なってなかったのだ。

    でも、今は違う。今からは違う。
    いい歳して気づくのが遅いけど。なにせ五十五年もかかった。
    誰のためにではなく、自分のために
    今からは、作ろうと想う。
    それは絶対的に孤独な作業だけど、やってやろうと想う。

  • 『イナイ×イナイ PEEKABOO』by 森博嗣(2007)

    『イナイ×イナイ PEEKABOO』by 森博嗣(2007)

    森博嗣『イナイ×イナイ PEEKABOO』(2007)読了。
    東京が舞台のXシリーズの1作目。那古野(名古屋)市が舞台のGシリーズと並行で進む。

  • 『映像の原則 改訂二版』by 富野由悠季(2024)

    『映像の原則 改訂二版』by 富野由悠季(2024)

    モノを作っていると、巨大な(時には瑣末な)敵に遭遇して打ち拉がれることが多々ある。
    もうやめちゃうか?
    何でやってんだろ?
    誰も助けてくれない・・・
    文句ばっか言いやがって・・・
    的なね。
    今日は、この富野監督の『映像の原則』を朝から読み始めて、すっかり癒された。
    いや、癒された・・・って言い方はおかしいか?
    勇気をもらう?
    自分もこれでいいんだって、少しだけ認められる?
    ・・・そんな感覚を戴けたのだ。

    アニメータの生き方というか、そんな漠然とした啓発本ではなくて、この本は、コンテの描き方が、徹底的に実践的に書かれた技術書と云っていい。
    だからこそ、共感できるのだ。
    僕はアニメータではないけれど、バラエティ番組の制作者として、今まで「こう想う」と闇雲に信じて盲滅法に行ってきたコンテンツ制作技法が、間違ってなかったんだと、富野監督に厳しく指導されたとでも云うか。

    人生が辛いのは、その道程が厳しいからじゃないんだ、と想う。
    きっと、その道程が、空虚だと辛いのだ。

    「そして“どのように美人であるのか”と描くことが作品のテーマになり“その美人がスポーツをやっている“というのが作品の発端になって、“その美人は振られてしまった“というのがストーリーのアイデアになり“振られた結果、美人はより美人になった“というのが、最終的なキーワードになります。
    その結果“走ることの素晴らしさに目覚めた人は本当に美しい“というのがアイデアとストーリーを帰結させるためのプロットになって、表現としては、“その走り方とは、呼吸をしないある一瞬“に表現の力点を置いてみる、ということで、こういう視点を手に入れると映像作家は燃えるのです。
    そのストーリーのドンデン返しとして、“美人でなくても美人になれる“という普遍的な真理を語ることで、ストーリー・テリングに高めることができるのです。
    そして、それは本当におもしろいよねというのが、作品評になります。」p.72

    モノを作っていると、巨大な(時には瑣末な)敵に遭遇して打ち拉がれることが多々ある。
    もうやめちゃうか?
    何でやってんだろ?
    誰も助けてくれない・・・
    文句ばっか言いやがって・・・
    的なね。
    今日は、この富野監督の『映像の原則』を朝から読み始めて、すっかり癒された。
    いや、癒された・・・って言い方はおかしいか?
    勇気をもらう?
    自分もこれでいいんだって、少しだけ認められる?
    ・・・そんな感覚を戴けたのだ。

    アニメータの生き方というか、そんな漠然とした啓発本ではなくて、この本は、コンテの描き方が、徹底的に実践的に書かれた技術書と云っていい。
    だからこそ、共感できるのだ。
    僕はアニメータではないけれど、バラエティ番組の制作者として、今まで「こう想う」と闇雲に信じて盲滅法に行ってきたコンテンツ制作技法が、間違ってなかったんだと、富野監督に厳しく指導されたとでも云うか。

    人生が辛いのは、その道程が厳しいからじゃないんだ、と想う。
    きっと、その道程が、空虚だと辛いのだ。

    「そして“どのように美人であるのか”と描くことが作品のテーマになり“その美人がスポーツをやっている“というのが作品の発端になって、“その美人は振られてしまった“というのがストーリーのアイデアになり“振られた結果、美人はより美人になった“というのが、最終的なキーワードになります。
    その結果“走ることの素晴らしさに目覚めた人は本当に美しい“というのがアイデアとストーリーを帰結させるためのプロットになって、表現としては、“その走り方とは、呼吸をしないある一瞬“に表現の力点を置いてみる、ということで、こういう視点を手に入れると映像作家は燃えるのです。
    そのストーリーのドンデン返しとして、“美人でなくても美人になれる“という普遍的な真理を語ることで、ストーリー・テリングに高めることができるのです。
    そして、それは本当におもしろいよねというのが、作品評になります。」p.72

  • 『機動戦士Ζガンダム 第四部 ザビ家再臨』by 富野由悠季(1986)

    『機動戦士Ζガンダム 第四部 ザビ家再臨』by 富野由悠季(1986)

    富野由悠季『機動戦士Ζガンダム 第四部 ザビ家再臨』(1986)読了。
    先日ガンダムを知らない若人に説明する際に、富野由悠季監督の設定発想の画期的な3点を上げた。

    ・(ロボットではなくて)モビルスーツ
    ・それはミノフスキー粒子のせい
    ・スペースコロニー

  • 『∀ガンダム 1.発動』by 佐藤茂(1999)

    『∀ガンダム 1.発動』by 佐藤茂(1999)

    佐藤茂『∀ガンダム 1.発動』(1999)聴了。
    Ζガンダム、Vガンダム、まだ読了してないんだけど、ターンエーガンダムを読み始めてしまう。宇宙世紀と時代が隔世していて、より神話的な。

    表紙絵は萩尾望都さん!!

  • Tropicとは?ってGrokに尋ねてみた!

    Tropicとは?ってGrokに尋ねてみた!

    Tropicとは?ってGrokに尋ねてみた!

    Tropicとは?

    講談社から2025年12月に創刊される新雑誌「Tropic」(トロピック)は、「知の熱帯」をテーマにした革新的な紙メディアです。熱帯(tropical)を意味するタイトル通り、北回帰線と南回帰線に挟まれた「熱帯」のように、多様な知性が交錯する豊かな知的空間を創造することをコンセプトにしています。

    主な特徴

    • 内容: 今話題のアーティスト、芸能人、文化人が、それぞれが最も興味を持っている学問分野に深くフォーカスした特集を展開。アカデミックな知見とエンターテイメントのエッセンスを融合させ、ネットでは味わえない「野生の知性」を追求します。例えば、著名人が自身の好奇心を基に科学、歴史、人文などのテーマを探求する企画が中心となり、単なる情報提供ではなく、読者の想像力を刺激する内容が期待されます。
    • ターゲット: 知的好奇心が強く、多角的な視点で文化や学問を楽しみたい20代後半〜40代の大人層。エンタメ好きでありながら、深い教養を求める読者を想定しています。
    • 発行形態: 紙媒体の雑誌として、定期刊行予定(詳細な発行頻度は未発表)。デジタルとの連携も視野に入れつつ、紙ならではの没入感を重視。
    • 編集長: 元TBSテレビプロデューサーで、バラエティ制作や文化資源学者の角田陽一郎氏。著書に『モチベーションの見つけ方』『教養としての教養』などがあり、複合的な視点で企画を推進中です。

    背景と期待
    講談社は「おもしろくて、ためになる」をモットーに、伝統的に多様な雑誌を展開してきましたが、「Tropic」は現代の情報過多な時代に、紙媒体でしか生み出せない「熱帯のような多様な知の生態系」を提供する試みです。創刊準備は現在進行中で、公式サイト(https://tropic-media.jp)やXアカウント(@Tropicbookazine)で最新情報が更新されています。なぜ今紙の新メディアか? それは、デジタルでは希薄化しがちな「深みのある出会い」を、紙の質感と編集の力で蘇らせるためでしょう。

    詳細な創刊号の内容や寄稿者は順次発表予定なので、注目です!

    画像にしてもらいましたw

  • sensitiveなsenseless

    sensitiveなsenseless

    10/2
    「ほとんどの道は、道を歩き出したときには、その大半は終わっていると考えても良い。どの道をいつ歩き出すのか、というところに最大の人間的決断がある、ということ。」
    森博嗣『道なき未知』(KKベストセラーズ)

    信じるって行為は一体何なのだろう?と時折り想う。
    信じるからこそ裏切られるわけで、そんな時は虚無だ。
    だからって信じないで生きるってのは、それこそ空虚だ。
    believeの中にはlieがあるしね。
    鈍感に生きろってことか。愚鈍に構えろってことなのか。
    sensitiveなsenselessか。

  • 『機動戦士Vガンダム②マルチプル・モビルスーツ』by 富野由悠季(1993)

    『機動戦士Vガンダム②マルチプル・モビルスーツ』by 富野由悠季(1993)

    富野由悠季『機動戦士Vガンダム②マルチプル・モビルスーツ』(1993)聴了。
    主人公ウッソは13歳と低年齢化してるにも関わらず、内容は結構踏み込んでるんだな。
    「 戦争と人間」 「システムと感情」 「希望と絶望」 「地球と宇宙」「個と全体」「若者と大人」「男と女」「自然と調和」という観点が交錯し続ける富野ワールド全開。