12/31森博嗣『迷宮百年の睡魔 Labyrinth in Arm of Morpheus』(2003)読了。百年シリーズ2作目。今年最後の読了。
2025年は、自分史上過去最高に読書、特に小説を読んだ(読めた)年となった。かなり忙しい中でだったので、というか忙しいからむしろ読めた(読みたくなった)とも云えるし、その読書量が自分のクリエイティブ領域のかなりの源泉となった。
特に森博嗣作品との邂逅は、それ以前と以後で、(この百年シリーズ的に云えば)自分の頭脳が入れ替わるほどのインシデントだった。感謝と歓呼しかない。
そう……、
知ってしまったあとに満足できるとは思えない。知りたい、と今思っている、この状態が、なにかを忘れさせてくれる。知りたい知りたい、と遠くどこかへ向かっていれば、身近な周囲に視線を向けなくても済む。後ろを振り返らなくても良い。それが、僕を生かしてくれている。
風には向きがある。波だって同じ方向へ寄せる。同じところをぐるぐると回ったりはしない。
どこかへ行きたい。
知ることによって、ここではない、どこかへ行ける。
そんな予感がする。
きっと、単なる予感。
気のせいだ、と思うけれど。
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