『インド夜想曲』by アントニオ・タブッキ

アントニオ・タブッキ『インド夜想曲』読了。
そういえば持ってるのに読んでなかったことをふと想い出して読んでみた。あっという間に読んでしまった。
憧憬するポルトガルの詩人ペソアを研究するイタリアのタブッキのインドを巡る話を須賀敦子の訳で。
「盲目の知識は不毛の土俵しか作らない。狂気の信仰は自分の祭儀の夢を生きるだけで、あたらしい神はただひとつの言葉にすぎない。信じてはならない。あるいは求めてはならない。すべては神秘だ」